発達支援つむぎ 内箕輪「産みたて卵でクッキング!」
2025.02.13
#発達支援
発達支援つむぎ 内箕輪ルームは、併設する内箕輪どろんこ保育園の子どもたちと共に過ごす、マンスリー支援を行っています。今回はそんなマンスリー支援の中で行ったクッキングの様子をお伝えいたします。
園に11月頃、鶏が5羽やってきました。
1ヶ月過ぎた頃から、卵を毎日3~5個産むようになり、鶏小屋やヤギ小屋掃除をしながら卵を探すのが、子どもたちの楽しみの一つになっています。

産んだ卵を洗うのも子どもたちが行います。卵の消毒は保育者が行い、消毒をしている様子を「まだかな?」「あと3分?」と指折り数えたり、卵の数を数えたりと数への興味関心に繋がっている姿が見られます。

割れないように大切に手に持ち、部屋まで運び、卵をどうやって食べるか子どもたちで話し合いを行いました。「そのままがいいな」「焼いた方が美味しいよ!」「お砂糖で甘くしたいな!」などいろんな意見が出ました。
結果、炒り卵にして味付けは砂糖と醤油ですることに決まりクッキングが始まりました。 卵を割る工程では「できるかな?」「ちょっとこわい」「お母さんとやったことあるからできるよ!」といろんな声が子どもたちから聞かれました。まず初めに、家でもやったことがあるA君が挑戦すると「そこでコンコンするんだね!」「すごい」と息を飲みながら見守る姿が見られました。

一人ずつ割ったら次は順番にかき混ぜます。「1.2.3」と数を数えながら10回混ぜたら交換すると子ども同士で決めて、順番で混ぜていきました。

最後の焼く工程は保育者が行いました。焼いていくうちに、卵の香りや醤油の香りがしてくると「おいしそう」「はやく食べたいな」と目を輝かせて出来るのを楽しみに待つ子どもたちの姿が見られました。
「いただきます!」と作った子どもたちで完成した炒り卵を食べると、「甘くておいしい!」「あたたかくておいしいね!」「もっと食べたい」と何度もおかわりをしていました。
生き物や野菜を育てていると、上手くいくことも、失敗することもあります。両方の経験を大切にしながら、自分たちで世話をして食す体験を子どもたちと今後も沢山行っていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 内箕輪ルームスタッフ