発達支援つむぎ 内箕輪「いろいろな感触を楽しもう」

2025.03.13

#発達支援

発達支援つむぎ 内箕輪ルームでは年に数回、つむぎの支援を知っていただくことをねらいとして体験学習を行っています。今回は「いろいろな感触を楽しもう」というテーマで2月初旬に実施した親子参加での体験学習の様子をお伝えします。体験学習は牛乳パックを加工して行う紙漉きと小麦粉や片栗粉、洗濯糊、園庭の土粘土といった様々な素材を使用する感触遊びの二本立てで行いました。

紙漉き体験は、牛乳パックのフィルムをはがした紙を手でちぎって水を入れたペットボトルに入れて振り、攪拌されドロドロの状態になった紙を網が付いた枠の上に流しいれ、紙を漉いて形作る工程を親子で行いました。子どもの発達段階によっては難しい作業も、保護者の方や兄弟の方と一緒に行うことで楽しみながら行うことができました。

ちぎった紙をペットボトルに入れる子ども

使用するペットボトルは、子どもに選んでもらいました。大小様々のペットボトルを見せ、選んでほしいことを伝えると「僕は大きいやつにしよう」、「小さいほうが振りやすいかも」と好みのものを選び取る様子がありました。また、紙を攪拌する際に花紙を入れ、色付けすることができることを伝えると興味を持ち、好きな色の花紙を自ら入れる子どもたちの姿がありました。

青、黄、ピンクと3色入れた子は振ると色が混ざり緑色になることに気づくと「あれ、混ざっちゃった。なんでだろう?」と不思議がる様子がありました。工程の多い体験でしたが、最後まで集中して取り組む様子が多く見られました。

ペットボトルを逆さにして中に入っている紙を取り出す子ども

感触遊びは、子どもたちが触りたいものを選び、作り方の工程は保育者が伝え行いました。加工前の状態を触って楽しむ子もいれば、加工することで粘度が変わっていく様子に興味を持ち、かき混ぜながら楽しむ子もいました。

小麦粉の感触を楽しむ子どもの様子

特に洗濯糊を使ったスライムづくりでは、水の量を変えることで固めたり、ゆるめたりと親子で相談しながら行い、変化を楽しむ姿が見られました。

スライムづくりを楽しむ子どもたち

体験学習後の保護者様向けアンケートにて「家では準備等が大変な体験ができて良かった」と感想をいただきました。これからも日々の保育や体験学習の中でつむぎならではの五感を育む体験を、子どもたちと楽しみながら行っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 内箕輪ルームスタッフ

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