発達支援センターつむぎ浦和美園「つむぎ温泉~ホットなお湯でホッと一息~」

こんにちは。子ども発達支援センターつむぎ浦和美園は、児童発達支援センターの中では珍しい、園庭がある施設です。日々の活動も戸外で行うことが多く、寒い中でも暖かさを感じてほしいという思いのもと、縁側での足湯の活動を始めました。

足湯につかる子どもたち

この足湯の活動の中で、子ども同士のやり取りも多くみられるようになりました。足湯を通して、他者と場所を共有するなど、縁側が友だちと一緒に足湯に入りたくなる素敵な空間に変化しています。大人がそばにいなくても、友だち同士でベンチに座り、「あったかいね」や「僕も入れて」などの言葉でのやり取りが自然と拡がっています。

他にも、順番を待っている友だちに対して場所を譲る姿、普段は順番を待つことが苦手にもかかわらず、ベンチの隣で順番を待つ姿、自分からズボンのすそをまくって足湯に入る姿など、自然と順番の意識や相手を思う気持ちが育まれていく様子が見られ、生活の場面で必要なことが実体験の中で身についている様子です。

足湯につかる子どもと職員

また、園庭での活動中に子どもたちが自発的にたらいを用意し、職員にお湯を入れるように頼むといったこともあり、子どもたちにとっては、職員の想いとは別に自由な活動の充実にもつながっている様子が見られました。

たらいを用意する子ども

寒い毎日が続きますが、充分な戸外活動の後に、大人も子どもも一緒に、身体も心も温かくなれる足湯の活動。このように、つむぎ浦和美園では子どもたちの活動が拡がっていくような環境をつくり、子ども同士のやり取りをより豊かに楽しめるようかかわり、相手を想う気持ちにつながるよう支援しています。

今後も活動を継続しながら、子どもたちと、保護者の方々がホッと一息できるような子ども発達支援センターつむぎ浦和美園にしていきたいと思います。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園 職員

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