子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「お米を守ろう!小学生のかかし大作戦」

季節が巡り、6月に植えた緑の苗は、黄金色の立派な穂になりつつあります。田植え体験をした放課後等デイサービスの子どもたちは、日々の活動でその変化を楽しんでいます。

田植えをした田んぼの様子

ある日、2階の窓から田んぼと畑を見ていた子どもが、「カラスが来ているぞ!」と声をあげました。畑に行くと、大切に育てた野菜たちが食い散らかされている光景が…。「畑をどうすれば守れるのか」、子どもたち同士で話し合う様子を見て、職員からかかしづくりを提案しました。そして、そこから 子どもたちの試行錯誤がはじまりました。

稲が実る田んぼの様子

まずは「カラスが寄ってこないような顔を描いてみよう」をテーマに、オリジナリティ溢れる顔づくりを楽しみました。顔の大きさや色づかいなど、子どもたちの豊かな感性が溢れる作品ばかりでした。

子どもたちが作成したかかし

次は、立体のかかし作りに挑戦です。先生の見本をもとに作っていきますが、うまくハサミが使えなかったり、糊が外れたりと四苦八苦していました。 そんな中で頑張って完成したものは、子どもたちのように愛くるしい表情のかかしでした。

かかしの耐久実験を行う様子

翌週に実施したのは実験教室。「かかしが雨で濡れてしまったら、どうなるのか」を見るために、職員のかかしで耐久実験です。すると、みるみるかかしが破けてしまい、頭が取れてしまいました。どうしたら丈夫なかかしができるのか、子どもたちから「石で作ったらどうか」、「布なら破けないよ」など、自主的に意見を出してくれました。子どもの発見と発想には、職員も驚かされます。

職員が作ったかかしと田んぼの様子

現在は職員で作ったかかしだけですが、今後子どもたちの作ったかかしも一緒に設置する予定です。稲が実るまで、田んぼの守り神になってくれるでしょう。

次回のブログでは、いよいよお米の収穫になります。稲刈り体験の様子をお伝えいたしますので、お楽しみにしてください。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園職員

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