子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「残ったものを再利用!藁リースづくりにチャレンジ」

今年度より子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園では、お米作りに取り組んでいきました。田植え、稲刈りを経て脱穀に挑戦し、苗がお米になるまでの過程を実際に目で見て、触れて体験してきました。

ある日、脱穀して残った藁を発見し、これを何かに使えないかと子どもたちに投げかけてみたところ、「これで家を作りたい!」、「ななちゃん(ヤギ)の餌にしようよ」など、子どもたちの想像力豊かな返答が集まります。そのなかでも一番多く出た意見が、「クリスマスに飾るリースを作りたい」というものでした。

そこで、子どもたちの意見をもとに藁リースづくりを企画し、各工程を体験できるワークショップのようなブースを作りました。

まずは藁を湿らせ叩いて柔らかくします。根気とパワーが必要な作業ですが、道具をどう使ったらよいか、叩く力はどれぐらいなのか、藁をどうやって押さえようか、自分たちで考え、調整しながら取り組んでいました。頼もしい子どもたちの姿に職員も驚きです。

藁リースづくりに取り組む子ども

柔らかくなった藁は、思い思いの形に加工します。リースの形にしようと輪ゴムで結ったり紐でくくったり、指先を使いながらの作業です。なかなか上手にできないときは、「先生手伝って」と、助けを呼びながらもやり遂げる姿がありました。

形ができたら、最後に飾り付けの作業です。素材を手に取り、それぞれ自分だけの作品を作り上げていきます。自分の作品だけでなく、友達に声をかけて「これもつけてみたらどうかな」と提案する場面もあり、子どもたち同士でやりとりを展開する力を感じました。 

藁リースの飾りつけをする子どもたち

出来上がった作品は、個性豊かなものが並びました。迎えに来た保護者に見せて自慢する様子があり、子どもたちの達成感と自信を持った姿が印象的な活動になりました。

完成した藁リース

「お米を食べるだけでなく、藁も色々なものに使えるんだ」という新たな発見と、自分たちで何かを作り出せるという体験ができました。今後も子どもの発信・提案に耳を傾け、実体験につながるような活動に取り組んでいきます。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園職員

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