子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「みんなで歩くのってたのしいね」

天気が良い日はできるだけ毎日散歩に向かっています。

散歩は、体力づくりや体づくりにうってつけですが、それだけではなく、四季を感じたり、集団を意識したり、交通ルールを学ぶことにも繋がっていきます。

4月からの散歩の目標は、「めざせ、埼スタ公園」。

私たちが埼スタ公園と呼んでいる埼玉スタジアムにある公園は、子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園から歩いて25分ほどのところにあります。

埼スタ公園に行くことを目標に、マンスリーとビジターの子どもたちは、4月から少しずつ散歩を通して歩くことを楽しんできました。

はじめは、道中で座り込む子どもがいたり、前を歩く子ども同士の間隔が大きくあいてしまったりすることがありました。そこで、まずは近くの公園へ職員と手をつないで、列になって歩く練習から始めました。

公園で遊ぶ子どもたち

散歩の前には、「前の友達に続いて歩こうね」「先生の後ろを歩こうね」「道路の端を歩こうね」など安全に散歩を楽しむための約束をしてから出発します。

近くの公園へ行くことができたら、次は遠回りで行ってみます。遠回りで行くことができたらさらに遠くの公園へ、というように少しずつ歩く距離を伸ばしていきました。

毎日公園へ歩いていくうちに、今では片道20分ほど歩くことができるようになり、以前に比べてずいぶんと体力がつきました。

前を歩く子どもと距離がひらいてしまったら、自ら気がつき間をつめる姿や、子ども同士で手をつないで歩く姿がみられるようなりました。

散歩の道中では、川を泳ぐカモや道端に咲いている草花に目をとめるなど、子どもたちの見える世界が拡がってきていると感じます。

川をのぞき込む子どもと保育者

これまでは楽しみながら歩くことをたくさん経験してきましたが、今後は歩くペースにも意識を向けていき、埼スタ公園を引き続き目指していきたいと思います。

公園で遊ぶ子どもたち

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園職員

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