子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「みんなで食べる経験を」

子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園の2歳児グループでは、畑でとれた野菜を収穫し、食べることに興味関心をもっていくこと、保護者の方も一緒に食べることで保護者同士がつながるきっかけになることをねらいとして、活動を継続してきました。

畑活動は夏頃からスタートし、1月にさつまいも、2月は白菜を収穫して食べました。そして3月はほうれん草が立派に育ち、収穫から食べる体験を行いました。

畑でほうれん草をみて「おおきいね」と言いながら収穫し、土を落として、ちぎっていきます。

ほうれん草の葉をちぎる子どもたち
電子レンジの前で待つ子どもたち

ちぎったほうれん草は、電子レンジを使って、調理します。

数字に興味がある子どもたちは、電子レンジの減っていく数字に釘付けでした。スタートボタンも順番に押して、出来上がりの音楽を期待して待ちました。

ほうれん草の味付けをする子ども

最後に、味付けでおかかと醤油を和えます。

ボウルの中を覗き込み、「おばあちゃんちみたい」と、田舎のおばあちゃんが作ってくれた風景を思い出し、言葉にしてくれた子がいました。

大人がする手しごとを子どもたちは傍で見て、それがとても心に残り、学ぶ経験へとつながっていくと感じた場面でした。

この活動を通して、パクパク食べておかわりする子、ちょっとだけ口に入れてみる子、ちぎりながら生のほうれん草を食べてみる子、友だちが食べている様子を見て匂いを嗅いだり、ボウルを覗き込んだり、食べるだけではない五感を存分に使った味わい方をする子どもたちの姿を見ることが出来ました。

ほうれん草が入っているボールをのぞき込む子ども

保護者の方からは「採れたての野菜はこんなに美味しいのですね」「家では食べないのにびっくりしました」と発見や気づきの声もありました。また、食べながら、自然に我が子の偏食や食べ方などの話題になり、お互い家庭でやっている工夫など経験を共有していました。

いつもの安心した場所で、大好きな大人や友だちと一緒に食べる活動は、食べることに興味を持つきっかけとなりました。

今後もつむぎの畑活動からつながる子どもたちの様々な興味関心を受け止め、家庭も一緒になって食べる力・生きる力を育んでいきます。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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