子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「しらこばと公園遠足~あぜ道探検~」

子ども発達支援センターつむぎ浦和美園の放課後等デイサービスでは、学校休業日は9時から16時までの時間を、友だちと一緒に過ごします。埼玉県民の日に、子どもたちとどこに遠足に行きたいか話し合い、つむぎから片道約3kmの距離を歩いて遠足に行くことにしました。

普段の生活では学校までのわずかな距離の往復や、バスで通学している子もいるので、なかなか自分の足で歩く機会の少ない小学生たちです。当日を迎えるまで、少しずつ行く先の公園の距離を延ばしながら、体力づくりをしました。

当日は少し肌寒さはありましたがよく晴れて、富士山も見えるいいお天気で遠足日和になりました。

歩いている様子

はじめて歩く道での長い距離の散歩でしたが、普段なかなか歩くことのない田んぼのあぜ道を友だちと歩くことで、冒険をしているようなわくわくする気持ちで歩くことができました。

スタッフが「探検みたいだね」と言うと「探検隊だ!」「田舎に到着!」と口々に楽しい言葉が飛び交っていました。がまの穂に気付き「これ何?」と興味を持ってみたり、すすきや棒を持って魔法使いになってみたり、それぞれの楽しみ方をみつけていました。

みんなで途切れた道の用水路の上をジャンプして渡ったり、少し歩きにくいふかふかの地面を踏んでみたり、くっつき虫を取りながら歩いたり、さまざまなことを友だちと一緒に体験することができました。

公園につくと、みかんを食べて一休みしました。甘さと酸っぱさが疲れた体に染み渡ります。

大きなすべり台

公共の場でどのようにして遊んだらよいかみんなで話してから、それぞれ好きな遊具や鬼ごっこをし、たくさん体を動かして遊びました。

アスレチック

友だちと青空の下で食べるお弁当は格別でした。

お弁当を食べる子どもたち

お腹もいっぱいになり、帰り道は少し疲れてしまった子どもたちですが、道中の自然物や友だちとの会話を楽しみ、最後まで歩くことができました。

遠足に行く前はずっと「歩いて行かない。車で送ってもらう。」と言っていた男の子がいました。この日の姿はいつもと違い、一度も「歩きたくない」という言葉を使うことなく、先頭の方で最後までしっかりと歩き切ることができました。体力だけでなく、友だちと一緒に経験することで仲間意識の芽生えや、集団が持つ力がはたらき、心の成長もみられたよい遠足となりました。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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