子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「つむぎの新春」

子どもたちの元気な声や挨拶とともに新しい年がスタートしました。つむぎの子どもたちは新年の様々な経験をしながら過ごしています。

太鼓の様子

伝承行事として、太鼓・獅子舞の会を開催しました。

始めに獅子舞についての紙芝居を見て何が始まるのかを職員が伝えました。法被を着た大人が登場すると、なにが始まるのだろうと期待に胸を膨らませる様子がありました。ソーラン節の太鼓が聞こえ始め、大人たちが踊りだすと、前に出て動きを真似て踊る姿が見られました。

その後「ぶちあわせ太鼓」という演目が始まると、つむぎスタッフとボランティアスタッフが一緒に叩く姿を手拍子で応援したり、真剣な表情で見入ったりする姿がありました。

獅子舞と触れ合う子どもたち

獅子舞が登場すると、一目散に部屋から出ていこうとする子もいれば、興味津々で獅子舞の動きを食い入るように観察する子もいました。

無病息災を願って、獅子舞が子どもたちの頭を噛みに近づきました。子どもたちは、怖い思いがありながらも頭を出す様子が見られました。

獅子舞の中から慣れ親しんだ職員が顔をのぞかせると、子どもたちは安心した様子で近づき、触れ合う体験ができました。

生地を伸ばす子ども

次の日は、食育体験として、うどん作りを行いました。

袋に小麦粉と水を入れ、足で踏み混ぜました。感触が変化する様子に気づき、「さっきより固くなってきた」など、子ども同士で言い合う場面もありました。

その生地をめん棒で伸ばし、へらを使って切りました。普段の活動の中で行っている粘土遊びの要領で、めん棒を使い生地を大きく薄く伸ばすことができました。

最後は鍋で茹でて畑の野菜をトッピングし、保護者の方と一緒に食べました。普段野菜が苦手な子も、自分で作ったうどんと一緒に野菜をもりもり食べている様子が見られました。

日本の伝統行事や食文化が堪能できた年の始まりでした。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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