発達支援つむぎ 八山田「ぬか釜でほかほかご飯」

2021.12.02

#発達支援

「ねぇねぇなにするの?」「これなに~?」「ぬかがまって…?」そんな声が響く中、ぬか釜でご飯を炊きました。

ぬか釜とは、お米のもみ殻と杉っ葉を燃料に羽釜で炊飯するという、昔ながらの炊飯スタイルです。

5歳児が計量してくれたお米を、数名が順番にといでいきます。「もっと力を入れて~!」と声が掛かると、気合いを入れ直して一生懸命とぎました。

お米をとぐ子ども

次は、かまどの準備に取り掛かります。

もみ殻をかまどに入れる

かまどにもみ殻と杉っ葉を入れて火をつけると、炎が見えてきました。離れていても手を伸ばすとほんのり暖かく、思わずにっこり笑みをこぼす子どもたちでした。

炊きあがる様子を見守る子どもたち

かまどに、お米の入った釜を乗せてしばらく待つと、美味しそうなつやつやのお米が炊き上がりました。

炊きあがったお米

炊き立てのお米をその場で握ってもらい、給食はおにぎりにして食べました。手間暇かけて炊いたご飯は一段と美味しかったようで、おかわりをする子どもがたくさんおり、「おっきいのがいい!」「2つちょうだい!」という声も聞こえてきました。

普段の生活ではなかなか触れることのできない火を目の前にワクワクを感じ、心からのあったか~いを感じ、ほっぺが落ちそうなおいしい! を体感し、それぞれの気持ちが満たされたことが手に取るように伝わってきた体験でした。

文:発達支援つむぎ 八山田ルーム 職員

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