発達支援つむぎ 八山田「いただきます」

2023.03.02

#発達支援

八山田どろんこ保育園・発達支援つむぎ 八山田ルームでは、「食」を大切にしています。食べることは、体に必要な栄養を取り入れるために、誰しも毎日欠かさずにしていることだと思います。

保育園の給食は、子どもたちの成長を支える、一日三回の食事のうちの大事な一食です。子どもたちの健康な身体を作るために、管理栄養士のスタッフが栄養バランスのよいおいしい献立を考えています。子どもたちは皆、保育園の給食が大好き。雑巾がけやリズム体操、畑仕事等の日課が終わると、朝9時には散歩に出発して、広場でめいっぱい体を動かして遊びます。遊び疲れて帰ってくると、自然とお腹がすいてきて「今日の給食は何~?」と興味津々で調理室をのぞきます。調理室の大きい窓からは、おいしそうなにおいがしてきて、「今日は唐揚げだ!」「人参あるね」など自然と子どもたち同士の会話もはずみます。

今回は、子どもたちに人気のメニューの一つを紹介します。「さわらのカレーマヨ焼き、ひじき煮、さつまいものみそ汁、ごはん」です。

子どもたちの人気の給食メニュー

子どもたちはカレーや唐揚げなどの定番メニューももちろん大好きですが、大人が好みそうな和食も大好きです。味付けは薄味ですが、食材そのものの味や食感が残るように工夫されています。

また、冬の寒さで甘味が増したさつまいもや大根を食べたり、夏の時期は畑で収穫した茄子やキュウリ等の野菜を食べたり、縁側で食べることで季節によって変わる風景を楽しんだりと、給食を通して季節を感じることができます。

ご飯をよそう子どもたち

子どもたちは、自分が食べたいタイミング・食べたい席・食べたい量を自分で選択します。自然とお腹がすいたタイミング、遊びが終わるタイミング、好きな友だちが食べに行くタイミングなど、子どもたちは自分で考えて行動します。最近ではコロナ禍で難しいですが、コロナが流行する前は、すべてのスタッフも子どもたちと同じ献立を一緒に食べていました。給食を食べながらだと、今日の遊びの話、家族とお出かけした話、今日のメニューについての話など、話題も自然と膨らみます。

縁側での給食

おいしいそうに、そして楽しそうに食べている子どもたちの様子を見ていると、給食は単純に栄養を体に取り入れるだけの取り組みではないことに気づかされます。自然を感じること、友だちや大人と交流すること、「おいしい」「ちょっと苦手」等人と気持ちを共有すること、満腹になると心が満たされて落ち着くこと、食べてみたいという意欲を培うこと、配膳や片付け等自分のことは自分ですること、食材や命をいただくありがたさを知る等々、たくさんの意味や意義が見えてきます。だからこそ、「食」を大切にした日々を送っているのです。

 

今日も子どもたちの元気な声が聞こえてきます。「いただきます」

笑顔の子ども

文責:発達支援つむぎ 八山田ルーム職員

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