発達支援つむぎ 八山田「自然の中で育つということ」

2023.12.28

#発達支援

日に日に寒さが増し、木枯らしが吹く季節になってきました。縁側を歩く子どもたちは、「寒いね~」と言いながら顔を見合わせます。自然豊かな園庭がある八山田どろんこ保育園・発達支援つむぎ 八山田ルームでは、赤く紅葉したモミジが落葉したり、軒下には干し柿が干してあったりと秋から冬に移り変わる景色がみられます。

軒下の干し柿

散歩に出る前は上着を着こんで出発しますが、街中をたくさん歩き広場についた時には体も温まり上着を次々に脱いで元気いっぱい走り回ります。広場には、滑り台やブランコのような遊具はありませんが、子どもたちは給食の時間まで目一杯自然の中で遊びます。最近は、ドッジボールやリレー、鬼ごっこ等、ルールのある遊びを楽しむ姿が多くみられるようになりました。

リレーで遊ぶ子ども

雨の水が流れてできたようなちょっとした溝も、1人の子がまたいでみると面白そうと他の子どもたちも次々に真似をして「トンネル」に変身します。また、ある時は「川に落ちないようにしよう!」と溝を川に見立てて、端から端へと飛び越えたり、川を泳ぐ真似をしたりして遊んでいます。また、ある時はその溝を家に見立てて「ただいま」とおうちごっこが始まる時もあります。大人の視点では一見何もない広場も、子どもたちの視点ではさまざまな発見や想像が引き立てられる環境であることがわかります。

溝ををまたぐ子どもたち

このように、自然の中で遊び・生活をすることを通して、子どもたちは寒さにも負けない丈夫な体を作ることができ、日本らしい四季折々の季節の移り変わりを五感で感じることができ、イメージを膨らませる想像力や遊びを作り上げる創造力を育むことができます。

さあ、明日は何をして遊ぼう。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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