発達支援つむぎ 八山田「大盛り上がりの節分」

2024.02.29

#発達支援

2月3日は節分ということで、豆まきを行いました。

始めは模造紙に書かれた鬼に向かって豆まきをしていましたが、しばらくして、スタッフが鬼のお面を被って登場しました。その瞬間から子どもたちは大興奮です。

模造紙の鬼と子ども
スタッフ扮する鬼に新聞紙を当てる子ども
倒れるスタッフ

怖がることなく、豆に見立てた新聞紙を鬼に当てにいきます。その中で自然に「鬼は外、福は内!」一人の子が言い始めると、それに続いて他の子たちも一緒に口ずさむようになります。誰かが教えた訳でもないのに、自然と口ずさむ子どもたちを見て、親しみがあり、誰でも知っているかことかもしれないけれど、豆をまく意味をわかっているのかと、ふと感じました。

聞いてみると「幸せが来るようにやるんだよ」「お腹のなかの怒りんぼ鬼を追い出すんだ」など、それぞれの思いを持ってやっているようでした。

豆まきが終わると「鬼は島に帰ったのかな?」「なんで豆まきやるの?」とスタッフに何度も確認してくる子がいました。

「島に帰ったみたいだね。豆まきってなんでやるんだろうね?一緒に調べてみようか?」 とスタッフが返すと、その子は目をキラキラさせながら「うん」と答えました。

意味を知りながら季節の行事を楽しむことも、もちろん大切ですが、自分が体験したことから、疑問に思い、大人に聞き、一緒に考えるということも大切な成長過程だと感じました。

幼児期の子どもたちの頭の中は、たくさんの物事に対する興味や関心でいっぱいです。

日々の生活の中にも「なんで?」と思っていることはたくさんあるはずです。「なんで?」と思うことに大人がすぐに正解を教えてあげる時もありますが、子どもの疑問に対し大人も同じ目線に立ち一緒に考えることで、自ら考えようとする力、調べてみたいという探求心を育むことができると思います。今後も、子どもたちの「なんで?」を見逃さず、子どもたちの心が動くような対応や言葉がけを大切にしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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