発達支援つむぎ 八山田「探索あそび」
2024.08.01
#発達支援
気温がぐんぐん上がり、水や泥で思いっきり遊ぶには絶好の季節がやってきました。
暑さにも負けず、毎日子どもたちは自然の中で面白いことはないかなと探検家さながらに探索遊びをしています。
園庭にある葉っぱにとても興味がある子がいます。
ある日は、葉っぱを並べて大きさを比べてみたり、ある日は上の方から葉っぱを放り投げてどのくらい飛ぶかを試してみたり、ある日は水たまりに葉っぱを浮かべてみて浮かぶかどうかをじっくり観察してみたりしています。
「この葉っぱって、いったい何だろう」という疑問をさまざまな遊びを通して学んでいるようです。
ドラム缶から出てくる水に興味がある子がいます。
はじめは他の友だちが蛇口から水を出す様子をみて、面白そうと眺めていました。すると、その子もじょうろを持ってきて同じように水を入れようとしました。そのうち、ふと流れてくる水に手の平を当てて、じっと手の平の感覚に全身の集中を集めているようでした。水の冷たさや心地よさ、手の平に水が当たって下に流れ落ちる様子等、いろいろな感じに気づいて、面白さを感じているのかもしれません。
葉っぱも水も、大人にとってはすでに当たり前にありふれたモノや環境になってしまい、自然物そのものに感動するということは減ってしまうと思います。子どもたちのキラキラした目や真剣な表情を見ていると、新しいものに出会えた喜びや感動はこの時期にしかできない貴重な体験だなと改めて実感します。
このような新しいものに興味をもって自分から直接触る・見る・関わってみる等の「探索遊び」は、さまざまなものに対して好奇心を抱いき主体的に関わる力を培う上でとても大切だと言われています。発達支援つむぎ 八山田ルームでは、これからも子どもたちの探索遊びを大切にしていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ
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