発達支援つむぎ 横浜東口「春の遠足 野毛山動物園」

発達支援つむぎ 横浜東口ルームでは「開放グループ」と呼ばれるグループ活動があります。開放グループは、子ども一人ひとりのペースや興味関心を大切にしながら、友だちや職員など周りの人と楽しく関わる経験を積むことをねらいとしたグループです。2021年度は1~3歳児の異年齢メンバーで、継続して「散歩」を行ってきました。そして、ぽかぽかと暖かい春の陽気が感じられるようになった3月に、1年間の集大成として遠足に出かけました。行き先は、横浜の中心 野毛山公園の中にある、横浜市立野毛山動物園です。

動物園の地図を見る子ども

動物園では、子どもたちと地図を見ながら歩きました。次はどっちに進むのかな?この先にはどんな動物がいるのかな?探検家になった気分で、どんどん進んでいきます。

見つけた動物を興味深そうに見つめる子どもたち。普段は写真やイラストで見ることの多い動物ですが、本物を見る機会はほとんどありません。指をさして「見て!」と感動を周りの人と共有したり、「うわあ、大きいね!」「ごはん食べてるよ!」「変な臭いがする」など、見たことや感じたことを言葉で表現したりする様子が見られました。

亀を観察する子

子どもたちから特に人気があったのは、爬虫類館にいるカメです。カメが動く様子は、子どもの目線とちょうど同じくらいの高さからよく見えました。色々な大きさのカメがいて、「大きいのはお母さん。小さいのが赤ちゃん。中くらいはお兄さんかな。」と想像が膨らみます。カメがあまりにも可愛いので、「家に持って帰りたい」と話す子もいました。

お弁当の時間

いっぱい歩いた後は、待ちに待ったお弁当の時間です。いつもはつむぎの室内の机で食べていますが、今回は屋外にレジャーシートを広げ、その上で食べます。机がなくて食べにくいけれど、青空の下で気持ちの良い風を感じながら食べるお弁当は、美味しさも格別です。みんなで一緒に食べると楽しくて、さらに美味しく感じますね。

いつもと同じ友だちや職員と一緒に過ごしながらも、いつもと違う場所で、いつもより長い時間歩き、いつもより大勢の人がいる公共の場の中で過ごした動物園。保護者の方と笑顔で帰っていく子どもたちの後ろ姿は、いつもよりも少しだけ大きくなったように見えました。次年度はさらに歩く距離を伸ばしていろいろなに出かけ、みんなで様々な発見や感動を共有していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 横浜東口ルーム 職員

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