発達支援つむぎ 横浜東口「『ごみをすてないで』の気持ちをこめて」

発達支援つむぎ 横浜東口ルームでは「つむぎおそうじ隊」としてクリーン活動をしています。

2022年6月のブログ「つむぎおそうじ隊 出動!」の続編です。

なんと今回、そんな「つむぎおそうじ隊」に新たな任務が入りました。それは戸部警察署の近くにある石崎川公園にポスターを作って掲示するという任務です。公園を管理している方に子どもたちがご挨拶していたところ、公園内のポイ捨てやゴミ捨ての仕方に困っているということから、ポイ捨てや適切なごみすての啓蒙ポスター作りのご依頼をいただくことになりました。

ポスターを作るにあたり、まずは子どもたちと公園にゴミを拾いに行きます。公園に行ってみると空き缶やたばこの吸い殻、お菓子の袋などたくさんのゴミが落ちています。道や公園にゴミが落ちているとなぜいけないのか、どうしたらいいのかを問いかけると、「川にゴミが落ちたら魚が死んじゃうかも。」「たばこの火で火事になってしまうかも。」と返ってきました。「ゴミがなくなるように、一緒に拾ってくれるかな。」と声をかけると「いいよ!」と気持ちのよい返事が返ってきます。

そして、「つむぎおそうじ隊」の秘密兵器、ビニール手袋やトングが出てくると子どもたちのやる気はさらに高まります。ビニール手袋に一本一本、丁寧に指を入れて装備完了です。

「あ、ごみあったよ。」「こんなところにあった!」と奥まったところにあったり、小さくて見過ごしてしまったりするようなものまで見つけていきます。みんなで協力して集めたごみは袋にどんどんたまっていきます。

さて、ポスター作りの始まりです。

子どもたちが描いたポスター

ゴミ拾いをした子どもたちは、捨てられているごみがどうしたらなくなるのか、どう伝えたらきれいな公園になるのかを考えます。「ごみは ごみばこに すてましょう」「わざと すてないで」「ごみは もちかえりましょう」と1文字1文字丁寧に書き、子どもたちの思いが形になっていきます。

はじめは年長グループで取り組んでいましたが、他のグループや個別支援の子もポスター作りにかかわり、様々なポスターが出来上がりました。

フェンスに取り付ける様子

仕上げたポスターは、自分たちの手で公園に取り付けにいきます。ポスターの角に穴をあけ、指定された川沿いのフェンスに結束バンドでとめていきます。川沿いは休憩される人が多く、食べ物や飲み物などのゴミもたくさん出るだろうと子どもたちが考えて、決めました。小さい穴に通したり、細いバンドの先を引っ張ったりと細かい作業でしたが、それぞれ自分の力でやり遂げることができました。

フェンスに取り付けたポスター

後日、公園を利用している方から「ありがとう」と声をかけられたりした子どもたちは誇らしげな姿をしています。保護者の方と見に行って「お母さんに褒められた。」と笑顔を見せながら教えてくれる子もいます。その後の活動では、自分から「ゴミを落とさないように気を付けよう」と友だちや職員に伝える姿が見られ、そこにはそれぞれの規範意識の芽生え(※)を感じました。

これからも「つむぎおそうじ隊」として社会参加しながら地域の中で活動を広げていきたいと思います。

※厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の「道徳性・規範意識の芽生え」を示しています。

文責:発達支援つむぎ 横浜東口ルーム 職員

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