発達支援つむぎ 横浜東口「命をいただく」

発達支援つむぎ 横浜東口ルームでは、自分たちで土を耕し作物を育てて食べるなど、食育に力を入れています。その一環として、生きているどじょうを料理してみんなで食べました。

スタッフにもどじょうを食べた経験がある者は少なく、「本当に子どもは食べるのか」「トラウマにならないか」「泥くさくないか」「さばけるか」「頭から食べても平気?骨は?」などなど、疑問からスタートした企画でした。ですが、活動の趣旨を説明すると多くの保護者の方が「家ではできない経験です」「ぜひ食べさせてやってください」と仰ってくださいました。

当日、子どもたちは素手でどじょうを捕まえ、自分たちで調理します。「こわい」「うごいてる」「さわりたくない」など、子どもたちの興奮した声が聞こえてきます。

ドジョウを捕まえる子どもたちの様子

それまで元気に泳ぎ、手の中で動いていたどじょうたちが、鉄板の上で焼かれていきました。躊躇なく頭からかぶりつく子、こわごわつつく子、友だちの様子を見る子、食べないと言う子、それぞれの反応がありました。

ドジョウを調理する様子

食べてくれるかな?こわがるかな?いろいろ想像していましたが、ふたを開けてみれば毎日おかわりが足りなくなる、大好評の活動となりました。

ドジョウを調理する様子

この企画を行うにあたり、スタッフたちで話したことに、「かわいそうだね」「(食べられて)すごいね」など、子どもたちを誘導するような言葉掛けはやめよう、というものがありました。

「命をいただく」ということを、私たち自身もまだうまく言語化できていません。そしてそれは、人それぞれの価値観や意見、主義主張とも相まったもののように思います。

だからこそいまは、大人も子どももそれぞれに、いままで生きていた命に向き合う。

それを大切にしたいと思いました。

ドジョウを食べる様子

文:発達支援つむぎ 横浜東口ルームスタッフ

発達支援つむぎ 横浜東口ルーム
住所:神奈川県横浜市西区平沼1丁目38-2 咲久良ビル4F
電話番号:045-594-9322

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