つむぎ横浜西口ルーム「野菜スタンプと玉ねぎの皮染め」

発達支援つむぎ横浜西口ルーム3月の体験学習は、野菜スタンプと玉ねぎの皮によるハンカチ染めを行いました。「身近な素材を見て、触れて、五感を満たすこと」「スタンプやお絵かきで自由に表現すること」に加え、染物体験では、「作業を通して色の変化に気づき、物事への好奇心を育むこと」をねらいとしました。

野菜スタンプでは、ピーマン、ごぼう、小松菜、じゃがいものなかから好きな野菜を選び、見て、触り、重さを感じます。素材の硬さや形が違うので、創作意欲が湧いてきます。好きな場所にスタンプする楽しさ、絵具を混ぜる面白さを味わうことができました。

野菜を選ぶ子ども
野菜スタンプをする子ども

玉ねぎの皮によるハンカチ染めは、全ての工程に子どもたちが参加しました。ハンカチを染める前に、輪ゴムで自由に縛り、模様を作ります。ほとんどの子どもにとって初めての体験でしたが、一生懸命行いました。輪ゴムをねじることで、上手く縛ることができるということを、経験から学びました。

色止めのために必要なみょうばん液作りにも挑戦しました。みょうばんの粉をスプーンで入れて、熱いお湯を注ぎます。「ラムネみたい」「においがする」「溶けた」など、発見したことが言葉になって飛び交います。熱いものが苦手な男の子は、女の子がお湯を注ぐ様子を、恐る恐るじっと見つめます。女の子は、お湯を入れた後、混ぜることに気づき、自分からスプーンを取りに行きました。「こうしてみよう!」という主体的な姿がみられ、嬉しい瞬間でした。

玉ねぎの皮の煮汁で茶色に染まったハンカチを、鍋からトングを使って取り出します。熱いので鍋に触れないよう気にしながらも、「自分でやってみたい気持ち」が勝ります。

ハンカチを鍋から取り出す

ハンカチをみょうばん液に入れると、黄色くなりました。男の子は「ドクターイエロー」と言い、ハンカチを電車に見立て、みょうばん液の中を走らせます。

玉ねぎの皮で染色する子どもたち

最後は、輪ゴムをほどいてハンカチを広げます。あまりに素敵だったので、窓に広げて写真を撮りました。

染まったハンカチ

普段は大人数で賑やかに行われる体験学習ですが、今月は新型コロナウイルス流行の影響を受けて、感染拡大防止策を話し合ってきました。換気、消毒、検温による対策に加えて、少人数で実施する、野菜を家族ごとに分けて配る、物品共有を避けるなどの対策を行いました。そのため、時間帯の変更やタオルの持参など、保護者の皆様にご協力いただくことも多かったと思います。改めまして、ご協力いただきありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルーム職員

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