発達支援つむぎ 横浜西口「ロープウェイから広がる世界」

発達支援つむぎ 横浜西口ルームでは、子どもの興味・関心をスタートに、より深い「学び」が得られるよう支援をしていきたいと思っています。

週1回のグループ支援に参加している男の子は、約1か月に渡り「ロープウェイ作り」を行っています。

手作りのゴンドラで遊ぶ子ども

家族と行った、箱根ロープウェイが楽しかったのでしょう。部屋全体に糸を張り巡らせて、手作りのゴンドラを走らせます。

「自分で作りたいけれど、困ったときは手伝って欲しい(自立心)」

「上手く走らない。どうしてだろう?(思考力の芽生え)」

より良いロープウェイを作るため、試行錯誤を重ねます。

友だちがやってきて、「一緒に遊びたい」と伝えます。ときには「僕のコースを邪魔しないで」と喧嘩もしますが、気持ちを伝え合うこと自体が学びです(言葉による伝え合い)。

ロープウェーで一緒に遊ぶ子どもたち

職員が「おおわくだに」の看板を作ったのがきっかけとなり、どんどん世界は広がります。「あしのこ」の看板作りでは、「し」と「こ」を自分で書きました(量・図形、文字等への関心・感覚)。

それから、名物の黒玉子作りに挑戦。

黒玉子を作る子ども

「ロープウェイ作り」から、子どもはなんと多くのことを学んでいるのでしょうか。「面白いね」と共感し合える仲間、困ったとき一緒に試行錯誤し、問題解決への道筋を見守る大人の存在が、さらなる探求心へと気持ちを後押ししていたのではないでしょうか。

今後とも、「学びを深めていける場所」となるよう、努めて参りたいと思います。

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルーム職員

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