発達支援つむぎ 横浜西口「残暑のお楽しみ」

発達支援つむぎ 横浜西口ルームでは、暑さ残る8月下旬にかき氷を楽しみました。食べたい子が食べたいタイミングで、自分で作りました。

さて、皆さまおなじみの由緒ある手回し式のかき氷器ですが、実は子どもたちに多くの学びをもたらします。まず第一に、氷を削るためには、どちらかの手で器械を押さえながら、もう一方の手でハンドルを動かすことが必要であり、これは両手操作や協調運動を行っている(健康な心と身体)といえます。

かき氷器を回す子ども

また、ハンドルはただ回転させるのではなく、少し下に力を押し込むような形でないといけません。硬い氷をガリガリと、自らの力で削り取っていく過程で、子どもたちは固有感覚(自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚)も受け取っていることでしょう(健康な心と身体)。

氷の量を確かめる様子

加えて、たくさん食べたいのであれば、少々大変な作業であったとしても、粘り強く続けることが必要です(自立心)。初めての挑戦で、どうしても自分でやってみたくて「先生(器械を押さえているその手を)離して」と言って(言葉による伝えあい)自分でやってみたけれど、自分一人では少ししか削れなかった。量に不満そうな様子に、今度はスタッフが押さえてやってみると、なんと簡単にできることでしょう。一人でうまくできると思っていたけど、時には誰かと協力した方がうまくいくことも味わいます(協同性)。

かき氷を食べる子ども

ちょっとした日常の一場面かもしれませんが、一つひとつの経験が子どもたちの育ちにつながるよう、今後も支援していきたいと思います。

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルーム スタッフ。

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