発達支援つむぎ 横浜西口「自然の解放感から奏でられた育ちのハーモニー」

子どもたちが里山の自然に触れ季節を感じ、異年齢の友だちと楽しみながら森の散策ができたら、その子の何かが育つきっかけになるのでは。

その思いからつむぎ 横浜西口ルームのスタッフが用意したポケット図鑑を片手に、「舞岡ふるさとの森の散策」を実施しました。

散策する子どもたち

森の入口。落ち葉が折り重なるように敷き詰められ、その中には変わった形の木の枝や大小さまざまなどんぐりが入り乱れ落ちていました。Aさんの「この木、ハンマーみたい」の言葉に子どもも大人も自然に目線は落ち葉の中に。みんなの興味関心が一気に自然の中に溶け込んでゆきました。

落ち葉の中から宝物を探すようなワクワクした気持ちを感じながら、ふるさとの森の散策をスタートしました。

(健康な心と身体、思考力の芽生え、自然との関わり生命の尊重、言葉による伝え合い、豊な感性と表現)

楽しそうな子どもの様子

縁石の上をドキドキした表情で父の手を借りながら、下を見て慎重に歩くBさん。曲がりくねった土の山坂、木の根が出たボコボコの山道を歩き、しばらくすると、自信に満ちた笑顔で前を向きながら縁石を歩いていました。繰り返しチャレンジすることで、いつしかできるようになり、自分なりの楽しみを見つけ夢中になる姿から、都会の平坦なアスファルトでは得られない「森」という自然環境ならではの体験と学びを感じました。

(健康な心と身体、自立心)

どんぐりを手にする子ども

「ほら、あの木の上だよ」素早く動くリスを見つけたAさん。見てもらいたいという思いが伝わり、参加しているみんなの視線が木の先に集まります。夢中になって探す姿には素敵な一体感が生まれていました。

(自然との関わり生命の尊重、言葉による伝え合い、豊な感性と表現、協同性)

野鳥を探す様子

図鑑のリスを探すCさん。落ちていたどんぐりを手に「これはきっとリスが食べたカスだと思うよ」と、リスに会いたいという思いから想像し表現する姿に、近くにいたⅮさんも「そうかもしれない」と共感し合っていました。実は初めましての二人。お互いにやり取りしたい気持ちから自然と心の扉が開いた瞬間でした。

(思考力の芽生え、自然との関わり生命の尊重、言葉による伝え合い、豊な感性と表現)

図鑑を見て鳥の声を頼りに野鳥を探したり、土に埋まったどんぐりをほじり出したりしながら、一人ひとりが落ち葉の感触を踏みしめて歩きました。主体的な探索の中で感覚を研ぎ澄まし日常にない感覚を味わっていました。自分のペースや興味関心をお互いに受け止め、育ち合うことができた森散策となりました。

(健康な心と身体、自立心、思考力の芽生え、自然との関わり生命の尊重、言葉による伝え合い、豊な感性と表現、協同性)

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ横浜西口ルーム スタッフ

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