発達支援つむぎ 横浜西口「きっかけはカイコ」

発達支援つむぎ 横浜西口ルームでは、今年も蚕の飼育を行っています。昨年育てた蚕が産んだ卵を保存しておき、5月にふ化させました。蚕の成長の記録や、糞、食べた後葉脈だけが残った葉などを掲示しており、子どもたちとスタッフが一緒に様々な視点で観察を楽しんでいます。

掲示物を確認する子どもたち

ある日、蚕の様子を観察していたAくんが餌である桑の葉が少なくなっていることに気が付きました。そして、「葉っぱ、取りに行こう」とBくんを誘います。最初は少し迷っていたBくんでしたが、Aくんの気持ちを受け入れ外出することを決めました。

散歩する子どもたち

道端や公園内の植物を観察しながら歩いていきます。

「これはアジサイ、毒があるんだよ」と、Aくん。本物のアジサイと図鑑を結び付け、友達に知識を伝えることができました。

「このアジサイは、さっきのと色が違うね」と気が付いたBくん。

お互いに共有しあい、自分だけでは知らなかった、気が付かなかったことを知ることができました。 会話を楽しみながら二人で協力して目的の桑の葉を取り、ルームに戻ってきて蚕に餌をやることができました。

蚕

つむぎ 横浜西口ルームでは、生き物や植物の世話、戸外での活動といった実体験を通して、「自立心」「協同性」「言葉による伝え合い」といった子どもたちに必要な様々な力を育んでいます。今回は、蚕をきっかけに様々なやりとりが生まれました。これからも「ホンモノ」に触れるたくさんの機会を大切にしていきます。

また、つむぎ 横浜西口ルームでは、毎月第4木曜日の10時~11時に岡野公園で青空保育を実施しています(雨天中止)。夏は水遊びなどを予定しております。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルーム スタッフ

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