発達支援つむぎ 横浜西口「しいたけってどんな味?~焼きしいたけ編」

寒い冬のある日、

発達支援つむぎ 横浜西口ルームに原木しいたけの栽培キットが届きました。

菌類を育てるのは初体験。

「霧吹きで水をかけるだけで本当に生えるのかな?」

原木から生えたしいたけ

1週間後、

ニョキニョキっと立派なしいたけが9本生えました。

「しいたけってどんな味?」

食べてみようか。

味付けは塩にしよう!

調味料を探す様子

スーパーに行ったけれども、

あれれ、塩が見つからないぞ。

「すみません、塩」

堂々と店員さんに質問する子どもたちの姿を見て、スタッフの方が大喜びです(社会生活との関わり、言葉による伝え合い)。

店員さんは袋と瓶の塩を案内してくれましたが、子どもたちは迷わず瓶の塩を選びました。

日常で子どもたちがよく見るのは、瓶の塩だったようです。

買い物から帰ると調理活動へ。

自分が食べたいしいたけを選び、手でもぎ取りました。

意外に大きくてびっくり(自然との関わり・生命尊重)。

石づきを切る子ども

はさみで石づきを切るのは難しい。

「がんばれ!がんばれ!」と友だちが応援します(自立心、協同性)。

焼けたしいたけを皿に取る子ども

フライパンでジュージュー、いい香り。

焼きしいたけの出来上がり!

瓶から塩を一振り、ドバドバ…ああああああああ!かけ過ぎた。

活動後にスタッフで意見を交わします。

A「瓶だったから予想外に沢山塩が出た。止めちゃったけど良かったのかな?」

B「瓶から勢いよく出ることを先に伝えたらどうだろう」

C「瓶ではなくて、お皿に盛って塩をつまむ体験にしたら塩の量を調整できたのでは?」

B「子どもがよく見ているのは瓶の塩だから、袋ではなく瓶を選んだのかな」

D「だとしたら、子どもが選んで買ったのは瓶だから、やってみて良かったと思う」

子どもたちの食の実体験を深めることを目指して、

スタッフの熱っぽい議論は続くのでした。

つむぎ 横浜西口ルームでは、毎月第4木曜日の10時~11時に岡野公園で青空保育を実施しています(雨天中止)。次回は1月25日(木)、2月22日(木)に行います。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。

※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルームスタッフ

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