発達支援つむぎ 横浜西口「しいたけってどんな味?~焼きしいたけ編」
2024.01.24
#発達支援
寒い冬のある日、
発達支援つむぎ 横浜西口ルームに原木しいたけの栽培キットが届きました。
菌類を育てるのは初体験。
「霧吹きで水をかけるだけで本当に生えるのかな?」
1週間後、
ニョキニョキっと立派なしいたけが9本生えました。
「しいたけってどんな味?」
食べてみようか。
味付けは塩にしよう!
スーパーに行ったけれども、
あれれ、塩が見つからないぞ。
「すみません、塩」
堂々と店員さんに質問する子どもたちの姿を見て、スタッフの方が大喜びです(社会生活との関わり、言葉による伝え合い)。
店員さんは袋と瓶の塩を案内してくれましたが、子どもたちは迷わず瓶の塩を選びました。
日常で子どもたちがよく見るのは、瓶の塩だったようです。
買い物から帰ると調理活動へ。
自分が食べたいしいたけを選び、手でもぎ取りました。
意外に大きくてびっくり(自然との関わり・生命尊重)。
はさみで石づきを切るのは難しい。
「がんばれ!がんばれ!」と友だちが応援します(自立心、協同性)。
フライパンでジュージュー、いい香り。
焼きしいたけの出来上がり!
瓶から塩を一振り、ドバドバ…ああああああああ!かけ過ぎた。
活動後にスタッフで意見を交わします。
A「瓶だったから予想外に沢山塩が出た。止めちゃったけど良かったのかな?」
B「瓶から勢いよく出ることを先に伝えたらどうだろう」
C「瓶ではなくて、お皿に盛って塩をつまむ体験にしたら塩の量を調整できたのでは?」
B「子どもがよく見ているのは瓶の塩だから、袋ではなく瓶を選んだのかな」
D「だとしたら、子どもが選んで買ったのは瓶だから、やってみて良かったと思う」
子どもたちの食の実体験を深めることを目指して、
スタッフの熱っぽい議論は続くのでした。
つむぎ 横浜西口ルームでは、毎月第4木曜日の10時~11時に岡野公園で青空保育を実施しています(雨天中止)。次回は1月25日(木)、2月22日(木)に行います。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。
※( )内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を表しています。
文:発達支援つむぎ 横浜西口ルームスタッフ
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