食育だより 11月号

2023年11月1日発行

過ごしやすい季節になり戸外でたくさん体を動かす機会が増えたことで、食欲もグッと増してきました。昼夜の寒暖も大きくなり少しずつ冬の訪れを感じる頃となりましたね。変化を見逃さずに子どもたちの体調には、十分気をつけて過ごしてまいります。

今月のトピックス

異年齢で食べる、大人も一緒に食べる

どろんこ会では、保育園を施設ではなく、「大きなお家」ととらえています。そこで家族が暮らすように大きな子、小さな子が共に生活をしています。そのように考えると、食事の時間も様々な年齢の子どもたちや大人が同じテーブルを囲み、一緒に食事をすることは自然なことですね。

異年齢で過ごすことの良い点は、「小さな子には大きな子へのあこがれが、大きな子には小さい子へのいたわりが育まれる」ことです。それは食事の場面でも発揮されます。例えば、子どもたちは、自分の食事は自分で盛り付けますが、小さい子は上手に盛り付けられないこともあります。そんな時には大きな子の出番です。「やってあげようか?」「どのくらい?」「ちょっとがいい」「いっぱい」などの言葉を交わしながら、食事の準備を進めていきます。小さい子はその様子を見ながら、道具の使い方を学び、だんだんと自分で思うような盛り付けができるようになっていきます。食事を食べるときにも大きな子や大人がおいしそうに食べているのを見て安心し、いろいろなものが食べられるようになっていく様子や、小さい子がこぼしてしまったものを拭いてあげる姿があります。

家族が助け合うように、小さい子ができないことや困っていることがあれば大きい子が代わりにやってあげる、教えてあげる。そのやり取りから、食事の中でも、お互いを思いやる気持ちが育ち、子どもたちは
自分でできることがだんだんと増えていくのです。私たち大人も一緒に食事をしながら、その様子を見守り、子ども同士の関わりが存分に出来るような食事の提供方法を考え、環境づくりにも配慮をしています。

縁側給食レポート

今月は守谷どろんこ保育園(茨城県守谷市)を取材しました!

守谷どろんこ保育園では、「美味しく食べる環境づくり」を大切にしています。

0,1 歳児も給食に親しみを覚え、入園当初よりも意欲的に食べる姿が見られるようになりました。野菜の下処理や畑活動のなかで様々な素材に触れ、食材への興味関心が高まっています。友だちと笑顔を交わしながら食べる給食はきっとお腹だけでなく心も満たされているでしょう。

今後も季節の移り変わりを感じながら美味しく食事ができる環境を目指していきます。

畑仕事レポート

今月は朝霞どろんこ保育園(埼玉県朝霞市)を取材しました!

朝霞どろんこ保育園の園舎横には、大きな畑があります。毎朝「おおきくなっているかな〜?」とわくわくな気持ちで畑仕事へ出かけて行きます。この夏は、ピーマン、なす、オクラ、キュウリ、トマトなど夏野菜がたくさん収穫出来ました。

食べきるには大変でしたが「〜作ろう!」と子どもたちと話し合い、夏野菜ピザ作りに挑戦しました。苦手な野菜も「これなら食べれる!」とおかわりをする姿もありました。

各施設からのおたより

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。