早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。皆様にとってこの一年はどのような年でしたでしょうか?たくさんの体験・経験をし、心も身体もひとまわり、ふたまわりも成長した子どもたちが誇らしく思えます。冬はインフルエンザなどの感染症が流行する季節。栄養バランスを考えたメニューで元気いっぱい過ごしましょう。
どろんこ会では、毎日の生活の中で、一年を通して自分たちでさまざまな食材の加工を行っています。
梅干しやみそ、干し柿など日本の伝統的な保存食を知ることに加えて、食材そのものの変化を学ぶこともできます。
例えば...「梅」。塩としその葉で漬け込むと梅干しになります。できた梅干しは遠足のお弁当のおにぎりの具になったり、鶏肉の梅焼きや大根の梅肉和えなどの給食の材料にもなります。また氷砂糖を加えてしばらく待つとおいしい梅シロップになります。梅ジュースやかき氷で楽しみます。シロップ漬けになった梅でジャムを作ることもできます。ひとつの食材で何通りもの食べ物ができることがわかると、自分たちで育てた野菜などをどうやって食べようかという楽しみも増えていきますね。
畑で育てたトマトでケチャップ作りをすると、そのまま食べたときよりも、火を通したことにより甘く、そして色が濃くなっていることに気が付きます。たくあん作りでは、大根を天日干しにするとしわしわになり、小さくなることを知ります。このように食材は加工する中で、素材のときとは違って甘くなったり、小さくなったり、固くなったり、ときには水が出てきたりします。そして、その不思議さから、また子どもたちの「知りたい」「やってみたい」が生まれていきます。
読売ランド前どろんこ保育園では自然豊かな四季を感じることができる縁側でヤギや鶏と一緒に給食を食べています。好きな友達や先生と「これはなぁに?」や「今日は天気が良くて気持ちいいね」という会話を楽しみながら、笑顔のあふれた楽しい食事の時間を過ごしています。
11 月からはあずき組もバイキング給食が始まり、おかわりをする姿がよく見られる様になりました。食環境の重要さを強く感じます。
秋になり気候が穏やかになったので、どろんこアグリの方と子どもたちでサツマイモ掘りをしました。今年の夏は晴天が続いたので大きく立派なサツマイモが収穫できまし
た。「みてみて、こんなに大きいのみつけた」「三個つながってできてる」など、土に触れ、見つかるサツマイモの形や大きさに驚きながらも友達と会話を楽しみながら一生
懸命に取り組んでいました。採れたサツマイモは 12 月の給食で提供する予定ですので、子どもたちも楽しみにしています。
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