「子どもは風の子」といわれるように北風がふく日も子ども達は元気に戸外での活動を楽しんでいます。
冬は根菜の美味しい季節です。根菜の甘味や美味しさを味わい、体を温め、健康な体作りをし、寒い冬を乗り切りましょう。
日常生活では肉や魚などの食材はスーパーで切り身を買ってくるので、元の姿を知らない子どもたちが多く、子どもたちの大好きな鶏の唐揚げもにわとりの命をいただいているという意識は持ちにくいものです。どろんこ保育園では、「命をいただく」ことを学ぶために、さまざまな取り組みを行っています。野菜作りは全園で行い、子どもたちは畑仕事として毎日水やりや土づくりを行います。作物の日々の成長を楽しみにし、どうやったら美味しい野菜ができるかを考え大切に育て、収穫の際は喜びに満ちています。
収穫した野菜を自分で加工(調理)することで、苦手な野菜も不思議と美味しい食材になります。また、園によってはいわしの手開きなど、実際に魚に触れることで、骨まで大切に食べることを学びます。飼っているにわとりを捌いて食べる体験も、保護者様と子どもたちの気持ちを尊重した上で行います。食べるまでの工程を見たり、体験したりする中で生きている命が生きていく上で必要な食材になっていくことを感じます。これらの体験を通し、私たちは「命あるものをいただいている」ことを知り、感謝の気持ちを持ち、貴重な命を無駄にしない心を育んでいきたいと思います。
寒さが身に染みる季節になりましたが、子どもたちは毎日元気に縁側やテラスで給食を食べています。乳児が給食を食べている2Fのテラスではプランターでイチゴを、幼児が給食を食べている 1F 縁側横のガーデンボックスではスナップエンドウを育てており、子どもたちが生長を楽しみに毎日食後に水やりを行っています。
今後も園舎横の遊歩道を散歩する地域の方々と交流しながら、四季を感じられる縁側給食をみんなで楽しみたいと思います。
園庭にある田んぼの稲をスズメから守るため、案山子作りが始まりました。大きさや素材、材料を子どもたちが考え「案山子のタカシ」が完成し、今年の稲を守り続けてくれました。収穫が終わり、役目を終えた「案山子のタカシ」を見て、「タカシのお仕事終わりだね」「みんながいない時でもずっと立っていてくれたんだね」「ご苦労様だね」と労いの言葉をかけながら解体をしていました。畑仕事の経験を通して、様々なことに気づく姿を大事にしていきたいです。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。