桜の季節を迎え、子どもたちも新しい友達やクラスでの 4 月がスタートします。子どもたち一人ひとりのたくさんのやりたいことを後押しできるよう、大人もしっかり食べて、今年度も子どもたちと楽しく元気に一年を過ごしましょう。
どろんこ会では環境への取り組みとして、給食残渣を減らすことを目標として調理くずを最大限に活用した給食献立の開発・運用に力を入れています。前回の給食だより 3 月号では、切り方による調理くずを減らす取り組みをご紹介しましたが今回はだしをとる際に出る、調理くずの活用方法についてご紹介します。
どろんこ会ではお味噌汁を作る際、鰹節や昆布、いりこ(九州など)でだしを取っています。その際に出る昆布や鰹節を様々な方法で活用しています。だしをとった昆布はみそ汁の具として活用し、その他にも煮物などに活用しています。鰹節は、炒ってから手でほぐし、細かくした後にだしを取り提供し、まただしを取った後の鰹節は炒り、ふりかけにしてご飯のお供で提供しています。
食べられるものは余すことなく提供する・各園が日々の調理から意識していくことで、捨てるのではなく有効活用していけるように、これからも活用方法を模索し、食材や食の循環・環境への意識に取り組んでいきます。
2~5 歳児は縁側と園庭、1 歳児は 2 階テラスで給食を食べています。お腹が空くと子どもたちが率先して机を運んだり拭いたりして準備を始め、「はやく食べたい!」とわくわくしながらバイキング給食に取り組んでいます。園庭は日当たりが良く「ぽかぽかだね」「いい天気だとおいしいね」と会話を弾ませながら給食の時間を楽しんでいます。ヤギを眺めながら一緒に食べている気分になったり、風で木々が揺れる音を楽しみながら給食を食べたりする姿も見られます。
馬場どろんこ保育園では、畑の整備、苗植え、水やり、収穫を全て子どもたちが行い、6か月かけて大切に育ててきたサツマイモを調理して食べる体験をしました。サツマイモの収穫時、小ぶりな芋もありましたが友達と協力しないと抜けない程の大きな芋もあり、見事収穫できた時には「採れたよ!やったー!」とみんなで喜びを分かち合っていました。園庭で焼き芋をすると、みんなで育てたサツマイモを使った焼き芋の味は格別だったようで、「おいしい!もっと食べたい!」と笑顔がこぼれる子どもたちでした。これからも食の循環を意識した活動を行っていきたいと思います。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。