梅雨明けが待ち遠しい季節がやってきました。園庭の朝顔も元気いっぱい上へ上へとツルを伸ばし始めています。園生活にも慣れてきたようで、毎日キラキラの笑顔が溢れています。食べたい物を食べたい人と食べたい時に食べたい場所で。一人ひとりの食への興味関心を深めながら、たくさんの食材に触れていきたいですね。
私たちは『食事の時間』を子どもの意欲(食欲)を育てるうえで重要な時間と捉えています。食育だよりでは、どろんこ会グループの食育に関する取り組みをご紹介させていただきます。
どろんこ会グループの各園の給食で使用する食器は、0歳児から全園児「陶磁器」を使用しています。乳幼児のころから陶磁器の優しいぬくもりに触れ本物の良さを感じ取れるように「陶磁器」にこだわっています。陶磁器はとてもデリケートです。食事の準備や片づけを自分でするようになると、はじめは扱い方にとまどい割ってしまうこともあります。しかし毎日の食事を通じて「陶磁器」と触れあうことで、少しずつ「陶磁器」の扱い方を学んでいきます。
そして食事の準備や片づけを自分で出来るようになるとそれが自信に繋がっていくのです。毎日の給食の中にも子どもたちが自ら、考え、学びにつながっていくように、私たち保育者もサポートを心がけていきたいと思います。
幼児クラスでは、給食の時間になると、自分たちで机を並べ、机を拭くなど、食事前の準備から子どもたちが行っています。また、春の散歩で見つけた草花を使って作った、自分のランチョンマットを敷き、縁側での食事を楽しんでいます。
2歳児クラスもバイキングを始め、食べられる量を保育者と相談しながら、うまく盛り付けできるよう工夫し、楽しみながら盛り付けをしています。
今年度は夢の島区民農園にて畑仕事に励んでいます。
子どもたちとスタッフで力を合わせて、土を耕し、畝を作り、ピーマンの苗を植えました。
「おおきくなぁれ」と皆でおまじないをかけ、水やり、雑草抜きと日々の畑仕事に取り組むと立派なピーマンが実りました。達成感を感じながらピーマンを収穫し、園に帰ってフライパンで炒めて、いざ実食。普段は野菜が苦手な児も「ピーマンおかわりする」と言いながら、おいしそうに頬張っていました。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。