過ごしやすい季節になり戸外でたくさん体を動かす機会が増えたことで、食欲もグッと増してきました。昼夜の寒暖も大きくなり少しずつ冬の訪れを感じる頃となりましたね。変化を見逃さずに子どもたちの体調には、十分気をつけて過ごしてまいります。
どろんこ会では、日々の給食に提供するお米の自給自足を実現しています。南魚沼市にある自社の田んぼで有機肥料を使用してどろんこ米を栽培しています。
南魚沼の田んぼへ子どもたちが行き、春には田植え、秋には稲刈りを経験することができます。またスタッフも田植えや稲刈り研修を行い、お米を育てるための大事な労働を子どもたちと同じように学んでいます。昔ながらの手植えや鎌での稲刈りを経験し、収穫の喜び、実りへの感謝を実際に感じて食べ物を大切にする気持ちが育まれていきます。
給食で提供するお米は五分つき米です。白米よりもビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。栄養価を残しながら、よく噛むことでお米の甘さを感じることができます。ごはんが大好きな子どもも多く、和食中心の食事を大切にしています。こだわりのお米から、素材のおいしさを味わい、子どもたちからの心からの "おいしい"という声を今後も紡いでいきたいです。
(一部の地域では地元産のお米を使用しているところもございます)
秋の陽射しを受けて、園庭の桑の木も収穫間近の里芋の葉も、さわさわ、ゆらゆら揺れています。心地よい風の中で食べる縁側給食は格別なおいしさです。畑では夏に葉を茂らせたシソが初秋に実を付け、子どもたちはその実を収穫、しその実漬けにして幼児クラスで味見してみました。「古からの地域の文化」や「季節のおいしい食べ物」に出会う機会を大事に、気持ちの良い環境の中でおいしくいただく時間を、これからも大切にしていきたいと願っています。
現在畑では、なすとさつま芋を育てています。畑仕事の中で異年齢の関わりもたくさん見られます。畝を踏まないことや、「これは抜いていい雑草だよ」と教える姿。大きさ関係なく秋なすをどんどん収穫したい2.3歳児に対して、大きさを見極めて教えてくれる4.5歳児。子どもたちみんなで畑仕事に取り組み、それぞれの役割があることを感じます。
虫食いだらけの、通称「お化けみたいな葉っぱ~!」と盛り上がるさつま芋が、そろそろ収穫の時期を迎えます。どんなさつま芋になっているか、今からみんなで楽しみにしています。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。