一年間で一番寒い季節となりました。こんな時期は急激に寒くなり体力も低下して風邪をひきやすくなりまます。うがい・手洗い・マスク・十分な睡眠・栄養を心掛け寒さに負けずに乗り切りましょう。
子どもたちの未来のために今できることは何かと本気で考え、どろんこ会では様々な環境への配慮・取り組みを行っています。畑仕事や生き物の世話、田植え・稲刈りなど自然の中での労働や経験は、私たちが自然の恵みをいただいているということを子どもたちに伝えるために大きな意味を持っています。子どもたちが楽しみにしている毎日の「給食」も環境を意識したものになっています。
1つ目は給食残渣への取り組みです。野菜の皮や芯、だしを取ったあとの昆布やかつお節をおいしく食べる 工夫は調理の過程で出る調理くずの削減になっています。出てしまった調理くずはコンポストへ。畑で作物を育てる肥料へ生まれ変わります。また、自分で考え、自分で盛り付けをするバイキング給食を行いながら、大人が子どもたちの食事の時間に丁寧に関わることで食べ残しが少なくなってきています。
2つ目は食材の自給自足です。南魚沼での米の生産に加え、毎日の給食にDoronko Agri(どろんこアグリ)で作られた野菜の使用も始まりました。どれも毎日の生活の中でコツコツと積み重ねていくことですが、これからの未来が豊かなものであってほしいという思いを込め、子どもも大人も一つ一つ丁寧に取り組んでいます。
寒さが厳しい季節となりましたが、そんな中でも子どもたちは元気に散歩に行き、めいっぱい身体を動かして遊んできます。お腹をすかせ園に帰ると、給食室からは昼食のいい匂いが漂います。子どもたちは自分でテーブルを拭き、ご飯をよそい、自分で決めた席について友だちと楽しく食事を取ります。風が冷たい冬の日も「外の景色を見ながら食べよう!」と言ってジャンパーを着て縁側で食べる姿は元気いっぱいで微笑ましいです。
畑では、大根・人参・ほうれん草等が元気に育ち、10年前の開園時に植樹した柚の苗木も年々大きく育ち、沢山の実を付けるようになりました。そ穫した柚でジャム作りやポカポカ足湯をする予定です。今年は大根が豊作で、半分は土に残し半分は軒下で冷たい風にさらしと縮ませると、沢庵漬けにうってつけとなります。1か月後に重石を取ると、発酵した独特の匂いに「本当にたくあんだ」の子どもたちの声が。畑の収穫物で子どもたちと贅沢な体験を積めていると実感しています。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。