保健だより 7月号

2024年7月1日発行

気温もぐんと上がり、晴れの日は日差しも強くなってきました。心弾む夏がやってきました。7/1~8/31 の間は、毎日プール・水 遊びを行っています。子どもたちの体は意外と疲れていますので、園でも昼食後からおやつまでの時間帯にゆったり過ごせるように配慮してまいります。

子どもが夏を元気に過ごすために!

——どうして子どもは夏に体調を崩しやすいの?

高温多湿な日本の夏。暑い屋外からクーラーのきいた涼しい室内に移動するだけでも、激しい気温の変 化で体に負担がかかります。体温調節や内臓器官の働きなど、生命活動に深く関わる自律神経にも影響を与え、体調を崩しやすくなってしまいます。さらに、睡眠不足も原因のひとつ。質のよい睡眠をとって心身の回復をはかることは、健康な毎日を過ごすうえで重要な習慣です。また、暑い日が続くと、ついつい冷たい食べ物や飲み物に手が伸びてしまいがちですが、冷たい麺類やアイスばかりでは、糖質が多く、栄養バランスが偏ってしまい、胃腸が冷えると、消化吸収の機能が弱まることで益々食欲が落ちたり、お腹がゆるくなったりする危険性があります。

——対策① 身体にとって最適な環境を整えましょう!

まずはエアコンとの付き合い方を見直しましょう。エアコンを適切に利用することは必要ですが、冷えすぎには要注意です。エアコンの設定温度が24 度を下回ると、外気温との差が激しくなって体調不良の原因になります。28 度を上回らない設定を心がけ、就寝時はおやすみモードを利用するなどで快適に眠れる環境をつくりましょう。

——対策② 適度な運動で汗をかこう!

エアコンのきいた室内で過ごす子どもも多いかもしれませんが、健康を保つうえでは適度に汗をかくことも大切です。水分補給に気を付けながら、朝や夕方の涼しい時間を選んで体を動かし、汗をかく習慣を身に付ければ、暑さにも強くなります。

どろんこ会では・・・

  • 室内において設定値(温度・湿度等)を満たした状態で保育するようマニュアルで定めています
  • 1 日2 回(9:00~と15:30~)戸外活動を実施しています
  • 給食運営委員会を組織し、季節の食材を取り入れながら、子どもの健やかな成長を促進する栄養価の高い食事を提供しています

——対策③ 栄養バランスの摂れた食事で元気をサポート!

気を付けたいのが栄養の偏りです。夏を元気に過ごすためには、体をつくる「タンパク質」、エネルギーになる「脂質」「糖質」、 体の機能を正しく維持する「ビタミン」「ミネラル」の五大栄養素を、1 日3 食の食事を通してバランスよくとることが基本です。 たとえば、麺類だけだと糖質に偏りすぎるため、トマトやキュウリなどの旬な夏野菜やゆでた豚肉を組み合わせたりするといいですね。とくにビタミンは、糖質や脂質、タンパク質の代謝に深く関わるなど、ほかの栄養素がうまく機能するようにサポートする「潤滑油」のような役割を担っています。体内では十分な量が合成されないため、食事を通して摂取する必要があります。

(参考) 厚生労働省「食事バランスガイド基本編」/コネ人株式会社「今からはじめる子どもの暑さ対策!汗をかいて夏に負けない体づくり」

 

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