今年も残りあと一週間となりました。家族で楽しいクリスマスを過ごされた事と思います。楽しい時間を過ごした反面、夜更かしなどで生活リズムが乱れたりはしていませんか?この時期は空気が乾燥し風邪をひきやすい時期でもあります。健康管理に注意し、病気に負けない丈夫な体を作ってこの冬を乗り切りましょう!
(株式会社Smart119/2022年9月6日記事より一部抜粋)
誤飲と誤嚥(ごえん)の違いは、誤飲は、飲み込んだものが胃に入って体内を傷付けることで、誤嚥は、飲み込んだものが気道へ流れて呼吸困難などを引き起こすこと。家庭内には、薬、化粧品、電池など、こどもの興味を惹くものが多く、こどもはそれらを手に取っているうちに誤って口へ運んで飲み込んでしまうことがある。シャンプーや液体石鹸、洗剤なども、飲料水と間違えて飲んでしまうケースが報告されている。また、大人が服用する薬をこどもが誤飲すると、アナフィラキシーショックにより重篤な状態に陥ることがある。誤飲・誤嚥事故には「重篤化しやすい」「家庭での処置が難しい」という特徴があるため、普段からの予防を心がけることが肝心。こどもの喉の大きさの目安は口径39mmと言われ、40mm未満のものはすべて飲み込んでしまう可能性があるという前提に立ち、危険なものは、こどもの手が届かない位置に置く、収納場所の扉や容器の蓋が開かないように工夫するなど、保管対策を徹底する必要がある。
当グループでは危機管理として「誤飲・誤嚥防止対策マニュアル」を策定しています。「食べること=危険と隣り合わせ」という視点を持ち、日々の給食や活動に注意を払っています。年4回(4月・7月・10月・1月)マニュアルに定めたチェックリストを元に食事環境や室内玩具など定期的に見直しを行っています。また、万が一の事態に備えた事故発生時対応フローチャートや対応方法についてもマニュアル内に定め、訓練も含めて確実に運用することで、子どもたちが安心・安全に生活できるよう努めています。
子どもの基礎代謝は大人よりずいぶんと活発です。子どもの安静時でも、大人が軽く走っているくらいの代謝をしています。エネルギーを燃焼させているので、それだけ多くの熱が産生されています。その余分な熱は体の外に放出されなくてはいけません。その役割をしているのが皮膚です。手や足の皮膚を露出することで、そこから熱が確実に逃げていきます。
自動車の仕組みを考えると、よく分かります。エンジンはガソリンを燃焼(爆発)させるので、どうしても加熱します。その熱を逃がすのがラジエーターです。エンジン周囲の余分な熱を、外気に放出します。多くは水冷ですが、もしも水が足りなければラジエーターの働きは弱まります。ファンが回らなくなれば、熱が放出されず、加熱してしまいます。「オーバーヒート」という現象です。エンジンの出力は落ち、走行できなくなります。
人間の仕組みも、自動車に似ています。体の中心部から出る余分な熱を、血液が運んでくれます。熱を吸収し暖められた動脈血は、体のすみずみに運ばれ、静脈血として体の表面を流れながら戻ってきます。余分な熱が多いと、皮膚の静脈は広がり、より多くの血液を皮膚表面近くを通るようにします。そうすることで、外気へ熱を放出できます。
人間にとっての“ラジエーター”の最大のものは、手足です。そこから確実に熱を逃がしてあげるには、手足を覆わず、半袖・半ズボンにしたりすること。手袋や靴下は、普通は子どもたちには不要です。(出所:塚田こども医院)
つまり「薄着」にすることで、“害になる熱”を容易に外に逃がすことができるわけで、より健康的で、自然な姿です。今日はちょっと理論的な話をしましたが、ご理解いただけたでしょうか。OKなら、あなたも、あなたのお子さんたちも、今日から「薄着」で過ごしていって下さいね。
一年を通して薄着でいることで皮膚に朝晩の冷たい空気や風を感じる。
冷たい水で体や足を拭く。
裸足の指で地面をまさぐる。
子どもたちは平気で健康に育っていきます。
“裸足保育”の様子
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。