「一億総活躍推進室」有識者ヒアリングで「郊外型移動保育」を政策提案
2015.11.06
社会福祉法人どろんこ会は、2015年11月5日(木)、加藤一億総活躍担当大臣及び国民会議有識者議員による「一億総活躍社会」の実現に向けた有識者ヒアリングに、保育分野に関する委員としてどろんこ会理事長 安永愛香が参加いたしました。
「一億総活躍社会」は、「強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とし、少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが活躍できる社会の実現に向けた政府の掲げる目標です。
社会福祉法人どろんこ会は、「夢をつむぐ子育て支援」をテーマに、
- 待機児童問題を解消する「郊外型移動保育」
- 育児世帯の未就労者の雇用を喚起する「オフィス併設保育所」
- 保育・療育の垣根をなくす「インクルーシブ保育」
などの政策提案を行いました。
「郊外型移動保育」とは
都市圏から郊外にバス移動し、子育て支援する保育サービスです。
人口が集中する都市圏の駅前や交通の便がよい場所にバス停(待合所)を設置し、児童を郊外までバス移動させることで、自然に恵まれた環境の保育施設・山林地を活用した“自然体験型”の保育が可能となります。
「郊外型移動保育」実現のメリット
東京23区の場合、近隣県におよそ50拠点の「郊外型移動保育所」の新設によって、待機児童の解消に貢献するものと見込んでいます。
「郊外型移動保育」実現の課題
- 保育児童の現住所と異なる市区町村での保育を実施する保育所の認可
- 郊外山林地や保育施設・バス停(待合所)が設置可能な用地の確保
- バス移動や山林地での保育に関するセキュリティ対策
これら実現に向けた課題の解消のため、一億総活躍推進室を通じた政府への支援を要請いたしました。
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関連情報
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